子供を持つ権利などない

  • 通常の男女であっても不妊症で子供が産めない場合、当然、子供は持てない。医療の限界はどうしようもない。
  • となると養子を迎えるのは一つの策ではある。現実にはそういう理由で里親になる夫婦もいる。
  • しかし、そのように「養子をとる」ということを権利と考えるのには正直、違和感を覚える。
  • 特別養子縁組においては基本的に実親と一緒に生活できなくなった子供が養子の対象となる。
  • 需要に対して、供給が間に合っていれば問題なかろうが、足りない場合はどうするというのか?子供は分割はできない。
  • 養子が持てるのはあくまで不幸を埋めあう形での巡り合わせに過ぎないのだ。
  • 足りないなら作ればいい。ということで代理母とかを考える人がいるかもしれないが、子供自身の権利を考えているのだろうか?
  • 自分は自然権として子供は実の親に扶養される権利があると考える。正直、これは当然な考えだろうと思う。そうでなければ、育児放棄が問題なくなってしまう。
  • もし親が誰かに自分の子をすげ替えられたら、大変な問題になるだろう。これの親と子が逆の場合でも大変な問題だと思うのだが、いかがだろう。
  • 養子のために生んであげるとか、代理母で~とかいうやり方は子供のそういう権利に干渉するということである。これについて真剣に考えない人は子供を単におもちゃかペットのようにしか考えていない人だろう。
  • また、同性婚での子供を持つ権利などという話しがあるが、そもそも通常の夫婦においてもそんな権利は存在しないのである。
  • ただし、不妊の夫婦の場合、本来、健康であれば子供を持てたと言う意味で、養子制度は障害者に対する保障のような働きをする
  • しかし、同性愛者の場合は、いくら健康であっても子供は、生まれないのである。よって異性愛者の場合と異なり、同性愛者にとっての養子制度は健常者に翼を与えるような形になり、基本的人権の保障だとか自然権のようなものとは言えないということができる。

 

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