"性的指向"の政治的意味あい
- なぜ、「性的指向」という言葉を使いたがる人間が「性的嗜好」という言葉と混同されることを嫌うかというと政治的目的があるからである。
- 高尚な目的があるのだから、同じにするなということである。
- どういう目的かというと「異性愛者」が法的に享受している権利と同等の権利をLGBTにも与えよという目的である。
- つまり、現行の仕組みは「X性愛者」にとって特権的なのだから他の「Y性愛者」や「Z性愛者」に対しては差別だろと訴える。そして、その不平等を解消をもくろむわけである。
- そういう切り口で「性的指向」という言葉を使うわけだ。
- 他の性的嗜好は基本的にはそういう問題はない。SMが「口にするのも汚らわしい」とか言われることもあったりはするようだが、サドとマゾの結婚が禁じられているということはない。
- しかし、よく引き合いに出されるのが「ロリコン」である。
- 日本の法律では16、8歳以上でないと婚姻できない。Hするとつかまったりする。
- これはロリコンに対する差別だという主張ができないわけでもない。
- これに対する反論はある年齢以下だと責任能力が低いので、結婚や性交渉を制限するのには合理性がある。というものだ。
しかしこれには2つほど反論が考えられる。
→少年法の改正はより年齢が低くても責任能力は問えるという方向に進んでいる。婚姻や性交渉についてその方向の議論にならないのはなぜか?大人側が管理しやすい方向に進んでいるだけではないか?
→年齢はざっくりとした判断にすぎない。心身の成長は人によって異なるのだから、個別に責任能力を判断すべきである。 - いずれにせよ、問題になるのは子供の権利侵害になるのかどうかという点である。だから見方を考えると「いや、別にロリコンを差別してるわけじゃないってw」という見方はできる。自分も概ねそのように考える。
- 実は性的指向についても同じ見方ができる。
- つまり、現行の制度は「異性間」に与えられたものであって、個々人の性的しこう?なんて気にしちゃいませんよwという見方である。
- つまり社会が継続を指向するなら人口の再生産を行える異性間の関係を優遇するの当然であって、再生産のできない、むしろ阻害するような関係性に対しては、抑圧的になるというのは合理的であるという考え方だ。
- LGBTを罪とするのは行き過ぎとしても、人口の再生産を行うものと行わないものとで税制・福祉制度上での差別化が図られたとしてもそこまでおかしな話とも思えない。(というか現行はそうなっている。)
- 細かい話をすると、結婚をしただけで、再生産を行わないものはずるいという話になるので、彼らから優遇を取り上げるというのは一つの方向である。
- さて、ここらで反論があると思う。LGBTでも子供は育てられるぞ!という反論である。これに関しては以前書いたので参考にして欲しい。↓
- 簡単に言うと、血縁関係を本人の同意なく切り離すのは子供の権利侵害になるであろうということである。(例え、当事者が子供との血縁者であったとしても。)
- もしあなたがどういう形であれ、赤ちゃんを産んだとする。もしその子供が勝手に違う子供と入れ替わっていたとしたら、それはプラスであろうか?マイナスであろうか?大問題であろう。*1
- 子供からしてみたら、それと同じことが起こるのである。勝手に親が変わるのだ。
- その全てが悪である、と断ずるつもりはないが、もしそれらについて真剣に考えぬかずに、LGBTでも子供は持てるなどと言うのは、単に己の性的欲求に従って、子供と結婚したいなどと主張するのとなんら変わらないだろう。
わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女
- 作者: マララ・ユスフザイ,クリスティーナ・ラム,金原瑞人,西田佳子
- 出版社/メーカー: 学研マーケティング
- 発売日: 2013/12/03
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (12件) を見る
*1:問題ないという人がいるとは思えないが、もしいるなら子供を自らの政治的目的を達成するための道具とか非難されないためのエクスキューズのように考えているだけだろう。
ヘイトスピーチの基準
在日外国人の犯罪率は有意に高いので差別ではないですよ
- 例えば、現行法だとだれそれを殺す!とか言おうものならすぐ脅迫罪か業務執行妨害でお縄である。
- 殺せ!だと教唆になりそうである。あんまり見ないが。
- デモなどで殺せと言っているのは具体的な対象が明確でなければ脅迫罪にならなそうな気はするが、言われた対象のほうは穏やかではないだろう。
- 警察がデモを野放図にしているという印象を持つ人がいるかもしれないが、マイクを持っている人が下品な表現を使ったりすると注意したりする。
- ブコメに書いたとおり、在日外国人の犯罪率は有意に高いし、日本人の収入を押し下げるので単純労働者層は総じて帰って頂きたい思っている。なので自分はデモに参加したら、出て行けぐらいは言うだろう。
- そういう合理性はあるので、出て行けとか死ねぐらいはセーフで、殺せはちょっと不穏当ですわね。という判断はあるかもしれない。
- 移民排斥はEUでも起こりつつあるので世界的トレンドであるし、合理性もあるので差別と言われる筋合いはない。
「モンゴロイド3人、白人3人、黒人3人から『日本人』と思われる人を3人選んでください」といわれたとき均等に選ばないと差別になるのか?
そんな馬鹿な話があるか。
「日本人であること」に甘えないほうがいい(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
日本人の99%以上はモンゴロイドなんだからそうでない方をまずチェックするのが当然、合理的。警察や入管は疑わしきをチェックするのが仕事なんだから。人権人権言ってるやつはどんだけお客様なんだよ。
- 過剰な人権意識のせいか暑さのせいか知らないが、神経質な人が増えたように思う。
- 差別意識ではなく蓋然性に基づくことだというのにそこまで頭が回らないようだ。
- もし外人に間違われたとしてなんだというのだ?その国の人を差別でもしてない限りなんの問題ないじゃないか?
- racial profilingにあたり差別的だというが、犯罪を犯したとみなす。と国籍が違うとみなす。では大分差があるように思う。
- ちなみに、国籍に関して言うと在日外国人の方が日本人より犯罪率が高いので差別的であろうとも前者をよりチェックするのが治安のためにはより合理的である。
- 逆に考えて、全員を等しく疑うべきというのんきな人もいるかもしれないが、リソースは有限なのである。
- あと、パスポートの列には並ばせてあげろよという人がいたが何の権限もないでやってるわけないし、チェック中にダッシュですり抜けられたらより大事だろうに。
- 何事も予防が大事なのである。やましいことがないならきちんと説明する。当たり前の話だ。
東京喰種トーキョーグール リマスター版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 石田スイ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/08/02
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
もっと「上手」に戦争しよう。もっと「人道的」に戦争しよう。
Twitter / zaizengoro: 毎年この時期には「戦争は酷かった、悲しかった、いっぱい死んだ ...
民間人殺されまくったから平和志向になるというのも変な話である。
- 戦争が不可避的に悲惨になるのであれば話はわかるのだが、
- 先の大戦が日本にとって悲惨だったのは大空襲や原爆による民間人の殺戮が多かったのが大きな原因である。
- が、そもそもアメリカがハーグ条約?を破って民間人攻撃したのがその原因である。
- だからルール違反のアメリカ駄目だよね。という話ならともかく、なぜかそのステップは跳ばされて安易に戦争は悲惨という意見になるのはよろしくない気がする。
- ともあれ自分だけが戦争しない、民間人は攻撃しないといったとしても片手落ちなのである。相手のあることですから。
- こちらからは仕掛けない。それは当然として、いかに相手が仕掛けてこないようにするか、また、相手が仕掛けにくいようにするか。という対策をどうするかが大事である。
- だから、悲惨さを軽減するためには自衛力とか抑止力が大事であるという話になるのが当然の流れのはずだがなかなかそうはならないようだ。
- 自分の古傷を眺めて感傷にひたるのもほどほどにして、今、現在起こっているガザ、シリア、ウクライナあたりの戦争が何故起こってるのかを考えた方がよほど有益だと思われる。
- とは言っても一個人がどうこうしたところで何もかわらないので、四の五の言うより、ありがたく平和を享受して、遊んでいる方がもっと有益なのかもしれない。
顔写真公開は社会的制裁
まんだらけ | 警視庁の要請により顔写真の全面公開は中止させて頂きます
社会的制裁を狙ったとは考えられないかね?
- 窃盗に対する自力救済というのは犯人から盗み返すことだから顔写真公開とは違うだろう。
- 私的制裁という意見もあるが、顔を公にすることが私的というのも変な話である。
- 公開することが脅迫罪という意見もあるが、公開すること自体の正当性が問題になるだろう。
- もし社会的制裁をもくろんだものと考えればそれなりの道理が立つ気がする。どうせ捕まれば、(判決前であっても)実名・顔写真が民間企業であるマスコミによってさらされるのだからかまわないだろうと。
- 賠償として1億払えとかいうのならさすがに脅迫じみているが被害の弁済だけを求めているのだからだいぶまともな対応だろう。
- 警察としては困った被害者ということになるだろうが、リソースは有限なのだから適切であれば全体としては好ましいはずだ。
- 災害とかのスローガンで「自助・共助・公助」と言われるが犯罪対応はだめだろうか?
- 逆に児ポに顔モザイク掛けて誰かわからないようにすれば違法性がなくなるとおもうのだが、どうだろうか?
- 冤罪の懸念は正当性とは別の次元の問題だろう。顔写真公開ガイドラインでも作ったらどうか?
ゲームを楽しめない理由
色んな理由がありそう。
- 年を取ると、大抵の場合、主人公が年下になってしまうので、自分自身を投影できなくなる。子供のうちは「成長した自分」として見れるが、いい大人になると「もう戻れない過去」として感じてしまう。
- ↑と同じような話だが、時間の相対的な価値が高まり、プレイ時間を浪費と考えてしまう。大人は忙しいのだ。
- 作業に疲れる。プログラムの構造を理解するとレベル上げなどの作業が内部変数を変化させるためだけの作業にすぎないということがわかり、しらけやすい。戦闘自体が面白くないといけない。直接メモリを書き換えたくなる。コントローラー経由であってもバッチを組みたくなる。
- 楽をしたいというのはプログラマーとしてはよい性分である。ただし、ゲームにおいては楽しみたいとはトレードオフになってしまうのかもしれない。
- 子供心を忘れてしまった。多分、経験を積みすぎて、そうそうのことでは感動しなくなってしまっているのかもしれない。いい加減、作る側に回るべきなのかもしれない。
- くわず嫌いになっている。ホストゲーになっているFFなぞ食指が伸びない。逆に言うと時間を取られそうになっているものに対して神経質になっている。
- 個人的にはストーリーに没入したいので、いいゲームがあったら教えて欲しい。とは言いつつも基本は自分で探すべきなんだろう。
子供を持つ権利などない
- 通常の男女であっても不妊症で子供が産めない場合、当然、子供は持てない。医療の限界はどうしようもない。
- となると養子を迎えるのは一つの策ではある。現実にはそういう理由で里親になる夫婦もいる。
- しかし、そのように「養子をとる」ということを権利と考えるのには正直、違和感を覚える。
- 特別養子縁組においては基本的に実親と一緒に生活できなくなった子供が養子の対象となる。
- 需要に対して、供給が間に合っていれば問題なかろうが、足りない場合はどうするというのか?子供は分割はできない。
- 養子が持てるのはあくまで不幸を埋めあう形での巡り合わせに過ぎないのだ。
- 足りないなら作ればいい。ということで代理母とかを考える人がいるかもしれないが、子供自身の権利を考えているのだろうか?
- 自分は自然権として子供は実の親に扶養される権利があると考える。正直、これは当然な考えだろうと思う。そうでなければ、育児放棄が問題なくなってしまう。
- もし親が誰かに自分の子をすげ替えられたら、大変な問題になるだろう。これの親と子が逆の場合でも大変な問題だと思うのだが、いかがだろう。
- 養子のために生んであげるとか、代理母で~とかいうやり方は子供のそういう権利に干渉するということである。これについて真剣に考えない人は子供を単におもちゃかペットのようにしか考えていない人だろう。
- また、同性婚での子供を持つ権利などという話しがあるが、そもそも通常の夫婦においてもそんな権利は存在しないのである。
- ただし、不妊の夫婦の場合、本来、健康であれば子供を持てたと言う意味で、養子制度は障害者に対する保障のような働きをする。
- しかし、同性愛者の場合は、いくら健康であっても子供は、生まれないのである。よって異性愛者の場合と異なり、同性愛者にとっての養子制度は健常者に翼を与えるような形になり、基本的人権の保障だとか自然権のようなものとは言えないということができる。